無表情の委員長はみんなの玩具

作品名

教室に響く笑い声。 ──それは、みんなの玩具にされた委員長を弄ぶクラスメイトたちのものだった。 ただ黙って受け入れる彼女の姿に、幼馴染である「僕」だけが胸を締め付けられる。 守りたい。助けたい。そう願うのに── 彼女が僕にだけ見せたのは、無表情の裏に潜む‘悪魔の微笑み’だった。 「みんなには従順な委員長。でも、本当の私は──君を苛むことが一番楽しいの…