最新のゲーム機なら いくつでも買ってあげるよ──そう言っただけで、本当に僕の部屋までついてきた。 今は何も知らず、ベッドの上で無防備にくつろいでいる。 でも、彼女はまだ気づいていない。 この夜が、‘ゲームのはじまり’にすぎないってことを──。

作品名

＜＜作品説明＞＞ 「欲しいものがあるんだ」 そう言って、彼女は最新ゲーム機の名前をひとつ、またひとつ挙げていった。 「その代わり、僕の部屋に遊びに来るのが条件だよ？」 僕はそれを全部、買ってあげた。 そして今日、何も知らない彼女は本当に僕の部屋にやってきた。 靴を脱いで、ベッドに寝転び、無防備にゲームを始める。 その笑顔は、まるでこの空間を疑うこ…